仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?という題名ですが、仕事だけではなく様々な場面に適用できる物事の考え方、捉え方を示してくれる。


題名もとても魅力的だと思うけどね。仕事は楽しいかね?と聞かれて、すぐ『楽しいです』と言える人ってどれだけいるんだろう。少なくても俺は、速答はできない。仕事が楽しいのか、仕事を楽しんでいるのか、楽しいと思い込んでいるのか、勘違いしているのか。『仕事は楽しいかね?』の一言は、社会人としての自分と向き合う機会を与えてくれた。

主人公が、空港である老人起業家と出会い、主人公の経験をもとに、物事の捉え方、考え方を話すという物語形式になっている本です。難しい言葉は、一つもなく、とても読みやすいです。ただすべての言葉をじっくり考えていると、いつになっても読み終わらない。


『試してみることに失敗はない』
社会人として半年が経つが、自分の守る事は簡単だと感じた。結局のところ、何にもチャレンジしなければいい。できる事だけをやればいい。そーすれば、自分を守る事ができる。でも、それでいいのかな。いいって言う人もたくさんいるだろう。俺はやだね。毎日チャレンジして、毎日凹んで、そーすることで人って成長していくんだと思う。怒られるが怖くてチャレンジができない人は、本当にそれが自分のためになるのか?って自問してみて欲しい。


『たいていの人は、自分には夢中になれるものがないということを、なかなか認めない』
俺は、なかなかじゃなくて絶対に認めないけどね。



『みんな、人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人たちだ』
目標を持つことは大切だが、それだけに固執するのはよくないことだ。目標を目指しつつ柔軟に変化できる人になろう。



『今日の目標は、人生のマンネリ』『明日は今日と違う自分になる』『君は、最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね』
長期的な目標をたてることはいいが、具体性に欠けることがある。明日は、今日と違う自分になるという目標は、簡単そうに思えるが、実が難しい目標である。自分に課してみようかな。



『きみはこれまでまぐれを生かせてきたかね?もしかしたら、僕たちはそのコツを勉強して、”まぐれ当たり専門家”になるべきかもしれないよ』
まぐれ当たり専門家、そんな言葉聞いたことない。でもそうだと思う。まぐれを活かせる力を身につけたい。そのまぐれがいつ訪れるか分からない。本当に重要なまぐれに出会うまで、小さなまぐれを生かし上に書かれている様にコツを勉強しておかないと。


『なにを試してきたかね』
は?ないかも。


『”適切な時”とか”完璧な機会”なんてものはないということ。』
でしょうね。気付いています。


心に響く言葉がここまで多く書かれている本は、滅多にない。是非読んでみて欲しい。