坂の上の雲一〜五

名作『坂の上の雲』を読んでいる。

ビジネスでよく使われる『戦略』は、もともとは軍事用語であるので、この本からビジネスで使える様々な戦略を学ぶ事ができる。


司令官のミス一つで何万人の命が消えていく。
→下の人間が自分のミスに大きく依存する。

ただ勝つ為でなく、被害を最小限に抑え勝つ。
→売り上げではなく、利益。

誰も予想していない自体が起こる。
→確実な戦略など存在しない。臨機応変に対応できる事が重要。

勝負には、運の要素もでかい。運を活かせる者が勝利する。
→運、偶然を活かせる力を身に付ける。


こんな感じで小説からビジネスに使える知識を学ぼうと小説ばかり読んでいます。
以下は、メモです。

良句もできるが、駄句もできる。しかしできた駄句は捨てずに書き留めておかなければならない。理由はない。ちょうどお金を溜める人が一厘や五厘のお金を無駄にせず溜めておくのと同じである。そういう一厘五厘を無駄にする者が決して金持になれないように、自分のつくった句を祖末にして書く止めておかぬ人はとてものこと、一流の作者にはならない。

どんなに失敗をしても、窮地に陥っても、自分にはいつかよい運が転換して来るものだと一心になって努力した。

織田信長が、自己の成功体験である桶狭間の自己模倣をせず、つねに敵に倍する兵力をあつめ、その補給を十分にするということをし続けた。

将師としての必要な人格的形象とされている重圧温和な自己演出のできる人間ではなかった。