スパークする思考

日ごろの生活でしているクリエイティブな活動を、仕事にも活す方法が書いてある。この様な創造力などを育てる本はたくさんでているが、どれも現実とはかけ離れている方法ばかり。しかし、この本は違う!どれも現実的で、今からすぐできるようなことが書かれている。

大事なことは、
・問題意識を重視するが、
・いい加減で、
・無理をしない
・情報は放置して熟成させる
ことだ。これは、たとえば、読書する時に、「大事だな」と感じたことを一所懸命覚えるのではなく、その情報を放置して成熟させることが大切だと言っている。本などは、線を引いてそのまま放置してもいい。線を引くこと自体に意味があり、引いたことで脳に刺激を与える効果なると考えているからだ。


この様に日常の活動に限りなく近い”自然体”で情報収集し、そーすることでスパークしたいいアイデア、いい企画、いい発想が生まれるというのがこの本の一番の主張だ。

また、「頭の中の引き出しフォルダ」というのは自分も作ってみようと思った。
自分の中でどれが引き出しが把握するのは会話の中で非常に重要だと感じた。

スパークする思考  右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)

スパークする思考 右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)

46ページ 経営コンサルタントに求められているのは、経営者に「これについてどう思うか」という質問をよく投げかけられる。そのときに、新聞に載っているような教科書的なことを答えても、経営者の心には響かない。「これはこういう風に考えることができる」とか、「昔の話でいうと、この時と同じです」などと説明できれば、非常に説得力があり、心に響く。


62ページ 頭の中でチェックする。印をつける。それだけで済ませてしまう。「後で、思い出せない情報は大した情報ではない」と割り切ってしまう。
それができれば、その途端に、情報整理というものが非常に楽になる。自然体で臨めるから、長続きもする。


80ページ 物事はやってみなけらばわからない。だから、まずやってみて、そこから学ぶ姿勢が大切だ


93ページ 仕事がきてから浮かぶアイデアにろくなものはない。仕事がくるかこないかという段階からアイデアは考えておくものだ。


113ページ 他人をリトマス試験紙にして、アイデアを育てる
荒削りのアイデアが浮かんだら、とにかく人にそれをぶつけてみる。相手の反応でアイデアが磨かれる。さらなるスパークが起きるかもしれない。