成功する要求仕様 失敗する要求仕様

要求を仕様としてまとめる。この業界で生き残る為には、必須の力です。お客さんから要求を引き出し、それを仕様に落とす際の注意ポイントが書かれている本です。

成功する要求仕様 失敗する要求仕様

成功する要求仕様 失敗する要求仕様


要求とは、求めるシステムの見た目で分かる特徴である。

と、要求を定義している。何を作りたいのかを決めておくのはいいことだ。共通の理解を文章化しておく事で、認識齟齬などが発生しにくくなる。認識齟齬ってほんとによく発生するんだよね。認識を合わせることは最も重要だと思う。でないと、自分の作業が無駄になる。


要求の候補を上記で定義した要求として認めるためには、次の2つの点を満たさなければならない。
1.その要求が実現されていることを、システムの外側から見ても分かること。
→要求の実現=誰が見てもどこから見ても判断できるべき
2.その要求が、システムを使うことになる顧客やステークホルダーの、何らかのニーズを満たすのに役立つこと。


「要求の導き出し」のテクニック
・関心を持つ
・相手に、自分がその人をどれだけ賢いと思っているかを示す
・人間らしさを示す
・傾聴する
・変化に備える
・用語集を作る←これ重要。PJT内用語がどんどん出てくるのでそれを用語集として残しておかないと認識齟齬に発展する。


インタビュー
・聞く←当たり前だろと思った人、ほんとに聞く気がありますか?自分の話ばかりしていませんか?
・メモをとる
・便乗する
・オープンQUESTIONをする
・後でさらに質問してよいか確認する
暗黙知に注意する


グループミーティング
・ペンと付箋を配る←参加者一人一人が参加している気持ちになる。
・論理対象の問題を提起する←可能なら参加者の目の届くところに書いておく。でないと必ず脱線する。